アメフト

葉柱ルイや鉄馬丈

010

葉柱ルイ

 

009

ヒルマ&ルイ+セナ

 

「オウ、テメー、攻撃ん時は WR やれ」

「は? 何で俺がンなコトやんなきゃなんねぇんだよ」

「頭数が足んねーんだよ! そんだけタッパあってリーチ長けりゃやれんだろ」

「てか、何で俺がテメーんトコのチームのユニフォーム着なきゃなんねんだよ!」

「心配すんな。転入届と入部届は代わりに出しといてやった」

!!!!?(声にならない)

ルイは本能で動いちゃう野獣タイプな人なのでオフェンスは無理ですかね。あのガタイならできちゃいそ〜な気もするんですが。

ルイのデビルバッツ入りは、ルイ好きなら1度は抱く妄想!(よね!? あたし、カメレオンズが負けて1週間くらいは本気で念を送りましたよ?)

似合わないけどさ〜。ユニホも制服も。

やはり清楚なルイに一番よく似合うのは白♪

008

ヒル×ルイ

唐突に、意識が戻る。夢も見ない深い眠りの底から。

目の前は暗闇。片頬に、シーツの感触。

すぐ脇に人の気配を感じて、息を殺して様子を窺う。

耳に痛い程の静寂。

首をひねって見上げると、窓から射し込む月明かりに鋭角的な横顔が透けて見えた。

視線を少し下げると、微かに上下している胸のライン。

──眠っている。

それを確かめると意を決して彼、葉柱ルイは静かに身を起こし、傍らの男が目を覚まさぬようそっとベッドから抜け出した。

床に投げ捨てられていた白ランを拾い上げて、何も身に着けていない上から直に羽織る。

下にも何か履いておきたかったが、時間が惜しかった。

幸い、羽織った上着は丈が長く、下肢を膝まで隠していたので、諦めて、下には何も着けずそのまま窓際へ向かう。

家具も荷物も、極端に少ない部屋だった。

物を隠せそうな場所など極々限られていて。

呼び出される度にこの部屋の主の目を盗んでは他の場所は粗方探し尽くしてしまい、最後に残ったのが窓際に造り付けられた、この作業台だった。

台上に積み上げられた紙類を崩して、間を探る。棚に並べられた本の間も。台の下の引き出しも、残らず開けて中を掻き出した。

──無い。

気ばかりが焦って指が震える。

もう一度。

本の背を掴んで乱暴に振って、間に何か挟まっていないか確かめる。

それでも、

──無い。

引き出しを引き抜いて裏を確かめて、引き抜いた後に開いた穴に手を突っ込んで、床と引き出しの間を手探りで探して。

それでも──

「よう。探し物は見つかったか?」

「!?」

驚いて振り向くとそこには、金髪の悪魔が素足にジーンズ履きでニヤニヤ笑いながら立っていた。

「テメー…寝てたんじゃねぇのかよ…」

絞り出すような声で。殺意を込めて睨み付けても動じる風もなく。

「おう、気持ちよく寝てたんだがな。部屋ん中がゴソゴソうるせぇんで目が覚めちまった」

余裕の足取りでゆっくりと近付いて来る。

背後には、さっきまで探し回っていた作業台があって、無意識に後退ろうとした彼を遮った。

「あぁ、探してんのってひょっとして、コレかぁ?」

目の前で、ヒラヒラと振られる数枚の紙片。

ヒュ

ヒル魔の手の中から紙片を奪い取ろうと、彼の腕がしなって伸びる。

「おっと」

伸ばした腕の届かない場所へ。ヒル魔は紙片を引き上げた。

ハズだった。

だが。

引いた距離よりも伸びた腕が、手の中の紙片をむしり取った。

奪い取る際に、折れ曲がり、皺だらけになった紙片を開いて確かめる。

何処か、薄暗い場所を写した写真。

強い光に照らされ、白く浮かび上がる──

「ぅ…っぐ」

咄嗟に、空いた左手で口を押さえた。比喩ではなく、嘔吐感がこみ上げる。

無意識に、手にした写真を握りしめた。

「何? そんなに気に入った? じゃ、コレもやるよ」

バサバサバサバサバサ

何処に隠し持っていたのか、何十枚もの写真が紙吹雪のように彼の頭上に降り注いだ。

上着の上を滑って、床一面に散り敷かれる写真。

「っザケんな!!」

ダン

叫んで片手でヒル魔の首を掴みざま、床に叩き付ける。仰向けに転がったヒル魔の腹に馬乗りに跨り、首を掴んだ手に少しだけ力を込めた。

「ネガは何処だ…写真のネガ出しやがれ」

「ケケケ。ネガなんか手に入れてどうする気だァ? 焼き増しならこっちでしてやんぜ?」

空いたもう一方の手も、首に添える。それでも尚、ヒル魔の余裕の表情は崩れない。

「写真もネガも、焼いてこの胸クソ悪い茶番を終わりにすんだよ! 判ったらネガ、出しやがれ!」

こんなトコロで続きやがって…ジャ○に訴えられそうです。

この後は、バラ撒かれた恥ずかしい写真の上でのエロ! な展開が待ってる予定なのですが…(汗)

そして次は是非、デビルバッツ部室のプロジェクターでこっそり録画しといたルイの痴態を上映しながら♪(誰が書くんだ、誰が)

007

栗田&葉柱ルイ

 

ヒル魔に雑用言いつけられて荷物運んでたルイが足下見えなくて蹴っつまづいたりしたら…こ〜ゆ〜展開もアリよね!?

006

62×ルイ

 

ルイさんの家は賊学カメレオンズの──というか、ルイさん率いる不良グループの──溜まり場になっていて、今日も俺等は調達係がナンパした女を連れ込んで部屋でランチキ騒ぎをやっていた。

都議の家に俺等みたいなガラの悪のが入り浸って、ヤバいんじゃないかと思わなくもないけど、メンツの中にそんな事気にするような奴は居ないし、俺も、思うだけで気にしてるわけじゃない。

顔も見た事ない都議のことなんかより、ガッコが終わった後も仲間と──正確にはルイさんと──ツルむ事の方がよっぽど大事ってもんだ。まぁ、警察沙汰を何度も揉み消してもらったりして、ありがたいとは思ってるけど。

足下には俺等が持ち込んだ安い缶やカップの酒と、ルイさんが居間だか書斎だかから持ち出したらしい高そうな洋酒の瓶が入り交じって転がっている。

中身が入ったまま倒れたものも結構あって、毛足の長い、いかにも高級そうな絨毯はたっぷりとアルコールを吸ってぐっしょり濡れていた。その上を土足で踏み荒らしてタバコの灰落として。

おまけに酒の勢いに任せてその辺にある物を、蹴ったり投げたり殴ったりなんてしょっちゅうで、だから夜が明けてメンバーが解散する頃には、この部屋はいつも台風が通り過ぎた後のように荒れ果てていた。

それでも毎度、俺等がこの部屋にダベるのを許可してるのは、ひょっとしてこうやって部屋が荒らされる事を、ルイさんは望んでいるからなんじゃないかと最近思うようになった。

いつ来てもこの部屋は、生活臭など感じさせないくらいキレイに片付けられていて。

そんな事考えながらぐるりと広い室内を見渡して、最後に部屋の隅に置かれたソファに目をやる。

そこの1人掛けのソファが、いつもこの部屋でメンバーが騒ぐ時のルイさんの定位置だった。

いつも通り、今日もルイさんはそこに座っていた。

壁に近い方の肘掛けに背をもたせかけて長い手足を窮屈そうに折り曲げ、もう一方の肘掛けに両足をそろえて乗せているのも、両手で包み込むように350ミリ缶を抱えて舐めるようにして酒を飲んでるのもいつも通り。

ビールなんかチビチビ飲んで旨いのかね。

一緒に騒ぐよりは端から眺めてるのが好きらしくて、だからルイさんの側には入れ替わりで親衛隊が1人か2人付いて話しているだけで。

その連中も俺の脇でどっと沸き起こった笑いに惹かれるようにして、ルイさんの側を離れた。

……チャンスかも。

どうせ俺の所まで女が廻ってくるハズもないし。ルイさんと2人きりで話す機会なんて滅多にあるもんじゃない。

俺は手にしていた酎ハイの残りを一気に煽ると、皆に気付かれないようにそっと立ち上がった。

何気ないフリでゆっくり近付いていく。

ソファの脇まで近付くとルイさんの掌にすっぽり覆われていた缶のラベルがちらりと見えた。

なんだ、ビール飲んでるのかと思ったら。この人、発泡酒飲んでるよ。

ルイさんが飲んでいたのは、連れ込んだ女が飲めなかった時のために用意した発泡酒だった。酒の席でルイさんの側に寄れたためしがないので知らなかったけど、飲めない、というウワサは本当だったらしい。

「ルイさん…」

何、話そうか。考えながら声をかけるけど返事は無くて。酒でとろりと濁った視線は俺の手元に注がれている。

俺の手の中にはさっき空にした酎ハイの缶。そういえば、置いてくるの忘れてた。

「…うまいのか、それ?」

返事をするより前に長い腕が伸びてきて、俺の手の中から缶をさらっていく。

ルイさんの手の中に収まった銀色の缶にはピンクでプリントされた桃のイラストが付いていた。

味。桃の味なんかしたっけか。

いつも、味なんか気にせず胃に流し込んでいるので、考えてもさっき飲んだ酒の味が思い出せない。

その間にルイさんは、舌の上で缶を逆さに振ってみるけど空の缶からは2、3滴、しずくが垂れるだけで。

焦れて缶の口に舌を差し込もうとするルイさんを見て俺は、慌てて缶を取り上げた。

「ちょっ…舌切りますよ、ルイさん!」

邪魔されて不機嫌そうに睨んでくる目に、いつものような凄みは無い。酔いが回っているせいなのか、その瞳は少し潤んでさえ見えて。

「味だけでイイなら、こっちで…」

ふざけて自分の口元を指さして見せても、意味が判らないらしく、黙ったまま小首を傾げて見上げてくるばかりのルイさんに。

俺も相当酔っていたんだと、冷静に考える事ができるようになったのは、しばらく時間が経ってから。酔いが醒めた後の話で。

ゆっくりと顔を近づけて。

唇を、重ねた。

薄く開いた唇の間から差し入れた舌を、じっと動かない細い舌に、重ねる。

それから、一呼吸間を置いて。

静かに離れた。

「味、判りました?」

おどけて訊ねてみると、

「ん…」

短い返事。

今頃になって、心臓がバクバク鳴り始める。

「おい」

いきなり背後から声がして。

「た、隊長…」

思わず後退る。

「ご苦労だったな。行っていいぞ」

俺とルイさんの間に割って入った隊長に顎で向こうへ行け、と追っ払われるのにヘヘヘと薄ら笑いで応えて。

コソコソと立ち去り際、ルイさんに声をかける。

「じゃ、ルイさん。また」

眠そうに瞼の落ちかかったルイさんが小さく頷いたように見えたのは、俺の気のせいなんだろうか。

じゃ、また。

また。

この次なんてあるんだろうか。

あったとして、一体俺は、ルイさんとどうなりたいんだろう。

キスをして、舌を重ねて、それから?

その先を考える前に、相変わらず盛り上がっているメンバーの輪の端にたどり着いてしまった。この騒々しさはモノを考えるのには向かねえな。

「気を付けろよ」

元いた場所に戻って腰を下ろすと隣で飲んでた相方がボソリと呟いた。

「さっき隊長がスッゲぇ形相でオメーのコト睨んでたぜ」

ギクリと身体が強張る。どこまで…見られてたんだろうか。

振り返ると隊長は、適当に相槌を打つルイさん相手に機嫌良さそうに何かを話していた。

どうやら、ルイさんにキスした事はバレてないらしい。部屋の中央には背を向けていたし、死角になって見えなかったんだろう。

ホッと胸を撫で下ろしながら、床に転がっている中から1つ、まだ空いていない缶を拾い上げる。

プルタブを起こすと短く、炭酸の抜ける音。

それでも下っ端の分際で抜け駆けした事に対する制裁は免れないんだろうな。

願わくば少しでも軽い処分で済みますように。

祈りながら煽った酒は、偶然にもさっきと同じ酎ハイで。見ればラベルもさっきと同じピンクのイラスト付き。

なるほど、こーゆー味ね。

この先、この酒飲む度さっきの事思い出すんだろうか。俺はぼんやり考えながら残りの酒を飲み干した。

デビルバッツ戦以前、ノン気だった62がルイに堕ちたお話?

相方は51で、隊長は親衛隊長のコトで黒地に白格子柄のシャツ着て頬が痩けてて黒髪が逆立ってた兄ちゃんを希望!

62と51はメンバーの中ではかなり下っ端で、ルイの周りは大概親衛隊が固めてるので、62がルイと2人きりで話す機会なんて滅多にないとゆ〜コトで。

がんばれ62! まけるな62! ルイがデビルバッツに攫われるその日まで!(酷)

ちなみに、酔ってる間の事なんて、覚えていませんよ。ルイは(笑)

005

葉柱ルイ

 

段ボールに詰められた男を拾った OL がなんたら…とかゆ〜ドラマが始まったらしいです。本編は見てないんですが、予告だけ見て。

狭い所に押し込められるとゆ〜シチュエーションには異様に萌えます。

描きながら、セナに拾われて新しくできたロッカールームで飼われてくれたら良いなぁと妄想しました♪

性格俺様犬勢症候群な子ですから。きっと厳しくしつけられちゃうのです♪(末期)

004

小早川瀬那

 

作中で一番虚弱で貧弱で脆弱で最弱な人。

時々凛々しい顔してくれちゃうのがドキドキするね!

003

セナ×ルイ

ヒル魔さんのドレイ初仕事ということで、試合の後片付けはカメレオンズのメンバーがやることになったけど、命令されて渋々の上に他校の倉庫の何処に何を収めていいのかなんて判るはずもなくて。

ちっとも進まない片付けを見かねて、指示を出すつもりがいつの間にか一緒になって働き回ってしまっていた。

パシリ癖っていうのかな、こ〜ゆ〜のって簡単には治んないよね。

ようやく片付けを終わらせて戻ってみると、部室の中には誰も居ない。がらんどう。

助っ人組は試合が終わってすぐに解散して。部員のみんなはしばらく残っていたけど、今日はなんだかみんな用事があるみたいで1人減り、2人減り…最後まで残ってたヒル魔さんも、居ないところを見るともう帰っちゃったんだろうか。僕も早く帰らなくちゃ。

急いで着替えて部室を飛び出す。

裏門を出たところ、校門脇で何か大きな白い塊が動いた。

「わ」

ギョッとして立ち止まると、塊は顔を上げて舌打ちしそうな声で一言。

「何だ、テメーか」

その白い何かは、塊ではなくて人だった。今日の対戦相手、賊学カメレオンズ主将、葉柱ルイ。

ちらりと上げた視線を地面に戻した彼の特徴的な長い腕は今、彼自身の膝に巻き付いている。

試合はとっくに終わって、日も暮れかかって、校庭からも校舎からも人の気配はすっかり消えていて。なのに彼は着替えもしないで白いユニフォームのまま、じっとそこにうずくまっていた。

そういえば後片付けをするカメレオンズの中に彼の姿は無かったような…じゃぁ彼はずっとここに座っていたんだろうか。何のために?

「あ、え〜と、お疲れ様ですっ」

どうして彼がそこに居るのか判らなかったけれど。絡まれる前に、そう思って急いで彼の横を通り過ぎる。

彼の姿が視界から消えて、ホッと胸をなで下ろした瞬間、

「おい」

呼び止められる。

聞こえないフリをして、逃げてしまえば良かったのに。

足を、止めてしまった。

「は、はぃ…」

緊張で声がひっくり返る。我ながら、情けない。

まるで、蛇に睨まれたカエルみたいだ。

ぎこちない動きでゆっくり振り返ると、彼は先程と変わらず地面にうずくまっていた。視線は自分の足下に落としたままで。

「アイシールドは?」

「えっ」

アイシールドに会って、どうするつもりなんだろう。負けた仕返しをするつもりなんだろうか。どのみちアイシールドの正体は秘密で、本当のことなんか言えない。

「あ、アイシールド、さんは…えっと。もう帰っちゃった…かな、と…」

瞬間、弾かれる様に顔を上げた彼と、目が合った。

酷く落胆している。そう思ったのも束の間、ふいと視線をはずした彼は膝を抱えた両腕の間に顔を埋めてしまった。

短い、沈黙。

「あ、あの…」

「うるせぇ、あっち行け」

そう言って項垂れた頭は小さな子どもみたいで、そのまま立ち去ることをためらってしまう。

ここは裏門で、人通りは少ないけど全くないわけじゃない。ぽつぽつと通り過ぎる人影がじろじろと彼を不審そうに眺めていく。

酷い事も言われたし、試合では随分乱暴な目にも遭ったけど、彼が晒し者の様な目に遭っているのを見ていい気味だとは思えない。

「も、もう遅いし、着替えないと風邪引くし、あ、えと、部室…もう誰も居ないんで、そっちで着替えて…」

しどろもどろになりながらも何とかそれだけ言って。

とりあえず部室へ。そう思って立ち上がらせようと腕を掴む。

「!」

鳥肌が立つほど、滑らかな肌。動悸が、速くなる。

「こ、こっち…」

左手で暴れる心臓をなだめながら右手で腕を引くと、素直に立ち上がった。

立ち上がった彼の頭はずっと高い所にあって(栗田さんより高いかもしれない)、逆光のせいもあって表情は見えない。

グローブをはめたままの手を取って、つなぐ。握り返してはこないけど振り払われもしなかった。

そのまま手を引いて、部室までの短い距離。西日が眩しくて俯いて歩く。黙ったままトボトボ。

「あ、着替え、取って来るんで。ここ、座って…」

たどり着いた部室の椅子を引いて彼を座らせて、カメレオンズの控え室だった体育館の更衣室までダッシュ。ポツンと1つ残っていたバッグを掴んでまたダッシュ。

飛び込んだ部室の中に、彼は居た。僕が部屋を出る前と同じ姿勢で。それが喜ばしいことなのかどうか判らないまま、なんとなくホッとする。

「えと、カバン…コレ」

差し出したバッグを取ろうともしないで俯いたまま。

「あの。風邪、引くといけないし、着替えて…」

バッグをテーブルにおいてユニフォームの裾を引っぱってみる。

じっと動かない、彼。

意を決して、ユニフォームを掴んだまま、テーブルによじ登る。

「夜はまだ冷えるし。今年の風邪はタチが悪いって…」

掴んだユニフォームを頭の上まで引き上げて、テーブルから飛び降りる。

彼は、頭や腕を僕に合わせて動かしてくれたみたいで、ユニフォームはどこにも引っ掛からずに僕の手の中ゆらゆら揺れていた。

嬉しくなって、つい、顔が綻ぶ。

「前髪、落ちちゃった…」

自然と手が伸びて、彼の額に落ち掛かった整髪料でゴワゴワの前髪を、両手で掻き上げる。

瞬きすれば風を感じそうな程近くで目が合った。

真円に近い瞳。蛇を思わせる。

不思議と怖いとか、気持ち悪いとは思わなかった。

そういえば TV ゲームなんかでは大抵、蛇は強くて綺麗なモノの象徴で。その理由が今初めて判った気がした。

不審気に顰められた眉に、長く見つめてしまったことに気付く。

「あ、ぼ、防具もはずしますね」

慌てて目を逸らして。防具の紐をほどいていく。

少しずつ、露わになってく肌。

なだらかな身体の線、柔らかい躯。

試合中、この身体に弾き飛ばされたなんて、今となってはとても信じられない。

腕に触れた時に感じた、あの、気の遠くなりそうな滑らかさは、一体何処まで続いているんだろうか。

確かめてみたい誘惑に、駆られる。

さり気ないフリをして。もう1度、腕に触れ…

ガラッ ピシャン!

「糞主務! まだ居やがったのか、さっさと帰りやがれ!」

「うわああああああっ」

跳び上がって驚いて、それでも足りずに目の前の物にしがみつく。

しがみつく。目の前にあった……目の前の!?

「わあああっ!! す、すみません!」

目の前に居たのは当然、彼で。もう一度跳び上がって後ずさる。

身じろぎもしない彼の大きく見開いた目は、僕ではなくヒル魔さんを写していた。理由も判らずチクリと胸が痛む。

「あ、ヒ、ヒル魔さん、帰ったんじゃ…」

「バ〜カ。テメーが帰んなきゃ鍵、かけらんね〜だろ〜が」

「あ、そか」

忘れてた。

「さっさと帰れ」

言葉と同時に放り投げられた2つの缶の内の1つを、慌ててキャッチする。よく冷えた炭酸飲料。

もう1つの缶は彼の遙か手前に。

風を切る音が聞こえそうな程鋭く。真っ直ぐに伸ばされた腕が、床に落ちる直前の缶を掬い取った。

「ァチッ」

掴んだ缶を放り出して、慌てて手を引っ込める彼。

床に転がった缶は紅茶のパッケージだった。ロイヤルミルクティー。彼の様子から見て、多分ホット。

走り回って汗をかいた僕には冷たい飲み物、身体の冷えた彼には暖かいもの。一体何処から何処までが、ヒル魔さんの思惑通りなんだろう。

「テメーは残れ。用がある」

ヒル魔さんが、顎をしゃくって座れ、と促してる。

僕の立っている場所からは見えないハズなのに。彼が怖い顔で、ヒル魔さんを睨んでいるのが、判る。

「テメーらの負け分500万。キッチリ働いてもらうぜ」

バッ

いきなり立ち上がった彼はアンダーシャツを脱ぎ捨てると

ルイたんの初恋はアイシールド21なので!(殴)

会って何をしようというのでもない。ただ、会いたかった…とゆ〜切ない恋心なのです♪(末期)

セナはルイのことが気になって、ルイはアイシールドが気になって…セナとアイシールドは恋敵!? とか何とか。アッタマ悪い設定ですみません。

なんかこの話だとセナの初恋はルイたんぽいですね。好きだよと言えなかったり名前さえ呼べなかったり。

002

葉柱ルイ

 

賊徒で1番コワい人。
腕が長い♪ 舌も長い

しかも白ラン! 蜥蜴の刺繍入り!

身長フツ〜なのかと思ってたらかなり高いらしく、ソコもまた萌え♪(子分より頭ひとつ分高ぇよ…タッパ2m以上!? も、萌えすぎて悶え死にしそう…)

タッパ高い上にリーチ長くてしかもアノ伸びっぷり! 全身ラバージョイントと見た! どんな体位も思うが侭

001

蛭魔妖一

 

泥門で1番コワい人。指が長い! 舌も長い

顔は火堂君似ですが、火堂君よりは相当賢い模様(笑)